Nintendo Switchの「フィットボクシング」と「フィンクホームフィット」はどちらも似ているフィットネスソフトで、購入時迷ってしまう方も多いと思います。
そこで、この記事では私が実際両方プレイしてみて分かった違いや感想ついてまとめ、解説していきます。
比較表も掲載していますので、この記事を読んでいただければ、フィットボクシングとフィンクホームフィットとの違いを理解でき、どちらを購入すれば良いか納得して判断することができます。
フィットボクシング、フィンクホームフィットは有酸素運動系
フィットネスゲームは「筋トレメイン」「有酸素運動メイン」「ファミリー向け(手軽さ重視)」の3つに分けることができます。
今回比較するフィットボクシングとフィンクホームフィットは、ボクシングなどの動きを取り入れた有酸素運動メインのフィットネスゲームになります。特にダイエットやカロリー消費に向いているソフトです。
なお、「筋トレメイン」にはリングフィット、「ファミリー向け」はSwitchSportなどが当てはまります。フィットボクシング2とリングフィットの違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、迷ったらこちらを御覧ください。

比較表 フィットボクシング2 vs フィンクホームフィット
フィットボクシング2 | フィンクホームフィット | |
取り入れている動き | ボクシング | ボクシング、ムエタイ、空手、カンフー |
日替わりメニューのプレイ時間 | 18分/28分/38分/48分(選択可能) | 10分~15分 |
最短のプレイ時間(単発) | 3分 | 2分30秒 |
ストレッチタイム有無 | ○ | ○ |
消費カロリー/10分(※) | 約100kcal | 約90kcal |
トレーナーキャラ数 | 11人 | 4人 |
キャラカスタマイズ | ○ | ✕ |
動き分かりやすさ | ◎ | △ |
登録BGM数 | 23曲+DLC47曲 | 25曲 |
プレイの続けやすさ | ○ | △ |
定価(税込み) | 6380円 | 6050円 |
※筆者がプレイした場合の10分あたりの換算値(個人差あり、ケースによっては逆転する場合があります、)
プレイ時間の差によらず運動負荷はほぼ同じ
フィットボクシングとフィンクホームフィットとでは、1回あたりのプレイ時間に差がありますが、運動負荷はほぼ同じです。
なぜなら、どちらのソフトも基本的な動作は、「パンチ」「腰を落とす」などほぼ同じような動きになるからです。
- フィットボクシング プレイ画面
- フィンクホームフィット プレイ画面
このため、ダイエットやトレーニングの効率や負荷という点では、フィットボクシング、フィンクホームフィット、どちらも差があまり出ません。
ただし、フィットボクシングの方が連続プレイ時間を、フィンクホームフィットよりも長く設定することができます。なので、フィットボクシングの方が合計して長い時間トレーニングをすることができます。
フィットネス初心者にはフィットボクシングがオススメ
フィットネス初心者や初めてフィットネスのゲームを買う方には、フィットボクシングがおすすめ
なぜなら、フィットボクシングはフィットネスの動作の種類が少なくいため理解しやすく、また、各アクションの動きを解説したレクチャーモードが分かりやすい仕様だからです。
フィットネスの動きの理解しやすさは、特にフィットネスゲームにおいては重要です。
ゲーム中「この動きであっているのかな?」と不安に思う場合、ゲームへの集中力や没頭感が削がれてしまい、フィットネスを続ける障害なってしまうからです。
フィットボクシングでの動きは「パンチ」「ステップ」「ウィビング(腰を落とすような動作)やブロックのような姿勢を変える動き」の3つに限られるため、基本を抑えやすく初心者でもすぐに理解することができます。
また、フィットネスの動きに迷った場合の「レクチャーモード」では、実際に動きながらレクチャーしてもらえるので、正しい姿勢を理解して効率的にフィットネスを楽しむことができます。
フィンクホームフィットは動きの種類が多い
フィンクホームフィットの場合は、フィットボクシングよりもフィットネスの動きの種類が多いことが特徴です。
フィンクホームフィットでは、ボクシングの他にムエタイや空手など複数の動作を取り入れています。このためフィットボクシングにはない、「正拳突き」「蹴り」といった他のフィットネスゲームには無い動作が含まれます。
なので、「自分は飽きっぽいからいろんな動きを試してみたい」といった方には、フィンクホームフィットは動きの種類が多く合っているかもしれません。
なお、アクションの動きを解説するレクチャーモードもありますが、解説が少なく分かりやすさという点では、フィットボクシングにやや劣ると感じます。
BGMはDLCを含めるとフィットボクシングが圧倒
楽しいフィットネスを続ける上で必須なのが、トレーニング中のBGMです。特にノリの良い曲はフィットネスへのモチベーションを上げて、トレーニングの辛さを和らげてくれます。
BGM数はフィットボクシングとフィンクホームフィットでは殆ど変わりません。しかし、フィットボクシングではBGM追加のDLCが数多く用意されていますので、拡張することが出来ます。
DLCを含めたBGM曲数:
フィットボクシングが70曲、フィンクホームフィットが25曲
フィットボクシングのDLCは数曲ごとジャンルごとに分けて販売されていますので、自分の好きな曲を選んで購入することができます
例えばアニソンパックDLCでは「めざせポケモンマスター」が、ポップスパックDCLでは「さくら/ケツメイシ」などの編曲が含まれています。
また、全て550円以下なので比較的安く感じます。
実際、私もDLCを追加して、毎回違う曲で飽きずにフィットボクシングを楽しめることができています。(どれもフィットボクシング向けに編曲されているので、聞くのも楽しく結局全てのDLCを購入してしまいました。)
その他、両方プレイしてみた感想
ここまで、フィットボクシングとフィンクホームフィットの違いをトピックスにまとめきました。これ以外に両方プレイしてみた感想を、ご参考までにいくつか解説したいと思います。
キャラデザと背景:フィンクホームフィットは少しチープ
フィンクホームフィットでは、4人のキャラクターが画面を返して自分と相対しますが、3Dモデルの作りが簡単で作り物感を感じてしまいます。
また、背景も「FINC」の文字が流れるスタジオなど、テンションが上がるような感じであありませんでした。
フィットボクシング2の場合、特にキャラデザが個性的で一緒にトレーニングしている感を感じることができます。また、11人のキャラクターが用意されており、「今日はこのトレーナーにしてみよう!」といった選ぶ楽しみもあります。
さらに、フィットボクシング2ではトレーナーの着せ替えができるキャラクタカスタマイズが出来ます。衣装を季節に合わせてかっこよく、あるいは可愛くコーデしてあげることも出来ます。
フィットネスの流れ:フィットボクシングの方が無理が無い
フィットボクシングとフィンクホームフィット、どちらも複数のフィットネスのアクションを組みあせてトレーニングを進めていきます。
「ストレートパンチ」の次に「フック」を打って、、、といった具合です。
このフィットネスの流れはフィットボクシングの方がスムーズで、無理がないと感じます。
先にフィンクホームフィットの感想の述べると、「パンチ」のあと、間を置かずにすぐ次の動きが来て、さらにそれが反対側の動きだった、ということがあります。なので、「正直動きづらいなぁ」と感じることが時々ありました。
- フィンクホームフィット連続動作
- フィットボクシング連続動作
一方、フィットボクシングの場合は動作の合間に適度の間があるので、一呼吸おいて動くことができ、ペースを乱すことなく動きやすいと感じます。(勿論、早いペースの場合、「間」自体も短いので追いつけないこともあります。)
動きやすさ、スムーズさを評価した場合、個人的にはフィットボクシングの方がよく考えられていると思います。
まとめ:フィットボクシングの方が続けやすい
実際にフィットボクシングとフィンクホームフィットとの両方をプレイし、違いを比べてみると、フィットボクシングの方がフィットネスを続けやすいソフトだと言えます。
なぜなら、次の3つの理由があるからです。
・フィットネスの動きを理解し易い
・DLCを含めるとBGM数が圧倒的に多い
・無理のないフィットネス動作の流れが組まれている
一方、フィンクホームフィットは、「正拳突き」「蹴り」といった他のフィットネスゲームには無い動作が含まれており、捨てがたい良い点もあります。
両方迷うところですが、ダイエット目的であれば続けやすいフィットボクシングをおすすめします。