私は普段、緑茶や烏龍茶を水出しして飲んでいますが、凄く簡単で、ペットボトルより美味しいお茶を作ることが出来ます。
本日は皆さんにも、いろんなお茶を楽しんで頂きたくて、水出し茶について紹介したいと思います。
水出しのお茶のメリット
水出しは緑茶はもちろん中国茶でもできる!
水出し茶とは一般的には冷水で煮出したお茶を指します。普通にお湯で煮出したお茶と対照的なお茶の淹れ方です。
水出しで良く親しまれているのは麦茶ですが、麦茶以外にも緑茶や烏龍茶、さらに中国茶も水出しすることが出来るんです。
麦茶にような感覚で、緑茶や中国茶など普段と違ったお茶を簡単に楽しめてしまうんですよ!

水出しで簡単に美味しい甘いお茶を作れる秘密
皆さんはご自宅で急須の緑茶を淹れた際、薄かったり、逆に渋かったりといった苦い経験は無いでしょうか?
これはお湯の温度や煮出す時間が短かったり、長かったりするためです。
高い温度で淹れるお茶はお茶成分の抽出が急激に起こるため、時間や温度がシビアでちょっとした違いで味が左右されやすいのです。
しかし、水出し茶ならシビアな時間や温度管理は不要で、簡単に美味しいお茶を作れます。
なぜなら、水出し茶は低温でゆっくり煮出して成分を抽出するため、多少時間や温度が違っても味の変化が少なく、細かいのテクニックを必要としません。
よって、水出し茶は誰でも比較的簡単に美味しいお茶の作れる淹れ方だと言えます。
例えば、寝る前にポットに茶葉をセットして冷蔵庫に放置、次の朝茶葉を抜いて楽しむ。これ位の感覚で良いのです。
もちろん、本当に美味しいお茶を作ろうとしたら細かい管理が必要ですが、そこまでしなくても十分美味しいお茶を作ることが出来ます!
ペットボトルのお茶よりコスパが良く、美味しい理由
水出し茶の場合、茶葉のみ(場合によっては水も)を購入します。
茶葉によって値段はピンきりですが、一般的に売っている茶葉の場合150gで700円くらいです。
これも茶葉によりますが、烏龍茶だと茶葉10gあたり1リットルのお茶を水出しで作れるので、2リットル当たり100円弱と安く済ますことができます。
ペットボルトのお茶は安くても2リットル1本130円程度なので、比較すると水出し茶の方がコスパが良いといえます。
また、コスパだけでなく味もペットボルトに勝ります。
ペットボトルのお茶には酸化防止剤としてビタミンcが少なからず添加されています。
このビタミンcがどうしても味の邪魔をしてしまい、急須で淹れたお茶以下の味になってしまうのです。
それが、水出し茶の場合は添加物ゼロ、茶葉そのままの味わいのお茶を作ることが出来ます。
また、自分の好みに合わせて濃いめ、薄めなど加減することが出来るので、自分にあったお茶を作り出せるのです。
水出しのお茶のデメリット
どんなデメリットがあるの?
誰でも簡単に渋みのないお茶を作れるのが水出しのメリットですが、一方でデメリットも少なからず存在します。私が考えるデメリットは次の通りです。
・できるまでに時間がかかる
・茶葉によっては深みのある味が出にくい
・衛生面で煮出しに劣る
これらについて、ここから詳しく説明したい思います。
水出し茶・冷茶はできるまでに時間がかかる。
前記のようにお茶の水出しは時間をかけてじっくり作るお茶の作り方です。このため、通常に煮出す方法に比べて作る時間が長いというデメリットがあります。
では、どのくらいに時間がかかるかというと、茶葉の種類によってまちまちですが、麦茶など味の出やすい茶葉なら3時間程度、中国茶など味の出にくい茶葉ではまる1日はかかります。
熱湯で煮出すと数分で完了するので、圧倒的に時間がかかるということになります。
しかし、作り方は煮出すときと変わらないので手間は変わらないので、基本冷蔵庫で放置な私はあまり気にしてはいません。
イラストはFreepikから拝借いたしました。Freepik – jp.freepik.com によって作成された vintage ベクトル
茶葉によっては深みのある味が出にくい
水出し茶は冷温で作るのでお茶の渋み成分が出にくく甘いお茶を作ることが出来ます。
しかし、渋みもお茶の味を構成する大事な成分の一部です。渋みが全くないお茶というのには、あっさりしすぎて深みのない味となってしまいます。
この点が水出しのお茶にとってデメリットとなってしまう場合があります。特にこのデメリットを強く感じてしまうのは、ハーブティーや紅茶などの香りの強いお茶で、水出しには難易度が高いお茶となります。
紅茶のような香り豊かなお茶は、香りと渋みのバランスで成り立っています。水出し茶では渋みがまろやかになるため、香りが際立ってしまい、何だか味が薄く感じてしまう「フレーバーウォーター」のような感じになってしまうのです。
もちろん煮出す時間と茶葉を選べば美味しく作れるのですが、茶葉によっては水出しで美味しい冷茶を作るのが難しいという一面があります。
なお、日東紅茶より水出し専用の紅茶ティーパックというものも販売されていますので、すぐに紅茶の水出し、アイスティーを作りたいという方はそちらをオススメします。
衛生面で煮出しに劣る
水出しで冷茶を作る方法は加熱をしないため、通常の熱湯で作るお茶に比べ衛生面で劣ってしまうのが事実です。
とはいえ、私自身水出しした冷茶でお腹を壊したことはありませんが、気になる方は避けられた方が無難です。
水出し用ティーパックなら簡単で美味しい
私はフィルター付きのマイボトルを使っているので、茶葉をフィルターに直接入れて楽しんでいますが、正直、茶葉がバラけて量り入れるときや後処理がちょっと面倒くさいです。
上手に三角コーナー等に捨てないとシンクにこぼれてしまい、またフィルターに目詰まりした茶葉もブラシで取り除かないといけないからです。
そんな面倒くささを解決してくれるのが、ティーパックタイプのお茶です。
ティーパックというと安っぽいイメージを持たれることが多いですが、楽天市場やAmazonで探すと、地方のお茶屋さんが出している「ちょっと良いティーパック」を見つけることが出来ます。
最近では水出し用の緑茶ティーパックも売られています。こちらは冷水でもちゃんと味が出るものも多く、またバリエーション豊富です。
ティーパックタイプなら最初から分量どおりに茶葉が封入されているので、自分で量る手間がなく、「ポットにポン」と入れるだけ簡単です。
もちろん捨てるときもパックのママ捨てるので、楽ちんです。
デメリットとしては、値段が普通の茶葉がまとめて入っているものに比べて値段が高い傾向にあります。
なので、私の場合は通常のお茶とティーパックタイプのお茶の2種類を用意しておいて、交換の際に「今日は量るの面倒くさいし、時間がないなぁ」ってときはティーパックタイプに逃げてしまいます。(笑)
以下に掲載している商品は、私が以前実際に飲んでみて美味しかったティーパックタイプの商品です。
私は購入したのは、出張で訪れた「川の駅船小屋 恋ぼたる」という道の駅でしたが、こちらの商品は福岡県八女市のふるさと納税になっています。気になる方はぜひご賞味下さい。
なお、「いきなりこんなに沢山いらないよ」って方には、その下に掲載している、1200円ちょっとのティーパックタイプの緑茶がオススメです。
最後に
今回は水出し茶・冷茶のメリット・デメリットについて紹介いたしました。
お茶の種類によっては難しい場合もありますが、お茶の水出しは誰でも比較的簡単に美味しい冷茶を作れる淹れ方で、コスパも良いと考えます。
この記事を読んで下さった方はぜひ一度試してみていただけると嬉しいです。